(知事)
今日の花は、ピンクのストックですね。白がアルストロメリア、紫がカラー、赤色がヒペリカム、それからコチア、緑の葉っぱがドラセナということでございます。
今日は、全国都道府県議長会会長からですね、自治功労賞を受けた人がいらっしゃいまして、35年以上、25年以上、20年以上、15年以上と。それが午前中にあったんですけれども、お昼はお祝いの会ということで、まだ忘年会には早いにも関わらず、お祝いですから、ちょっと入りましたので、これは本当によろしくないと。お昼のお酒は本当によろしくないと思います。皆さんも気をつけてください。
【「世界クラスの資源・人材群」が81件に!】
さて、まずですね、世界クラスの資源・人材群に関するものでありますが、お手元にお配りいたしました、株式会社エフ・シー・シーが参加するチームがFIM世界耐久選手権で総合優勝いたしました。
去る30日、先週金曜日ですけれども、浜松市に本社を置く世界的なクラッチメーカー株式会社エフ・シー・シー取締役の松本さんらのご訪問を受けた次第です。この会社の社員さんがピットクルーとして参加するバイクチーム「F.C.C TSR Honda France」が、世界三大バイクレースの一つである「FIM世界耐久選手権」の2017年から2018年シーズンの総合優勝を成し遂げました。年間チャンピオンを獲得したということでございます。その報告をいただきました。
日本チームが総合優勝を獲得したのは大会初の快挙だとのことでございます。
今後の本チームをはじめとする本県関係者の皆さんの活躍を期待したいと思います。
この結果、本県の「世界クラスの資源・人材群」は、今回の耐久レースでの総合優勝を加えますと、平成25年6月の富士山の世界遺産登録から月数で67カ月余り、合計81件、今年に入って17件となりました。朗報であります。
【富士山静岡空港旅客ターミナルビル・リニューアルオープン記念式典等の開催】
続きまして、発表項目三つございます。一つは、富士山静岡空港旅客ターミナルビルリニューアルオープン記念式典に関わるものでございますが、富士山静岡空港の機能強化、利便性向上を図るために、平成28年11月から旅客ターミナルビルの増築・改修工事を進めてまいりました。
本年4月に新国内線ターミナルが、10月には新国際線ターミナルが供用を開始いたしました。いずれも利用者の皆さまにご好評を頂いております。
現在、富士山静岡空港株式会社がフードコートなど飲食・物販店の新規出店やリニューアルを進めております。利用者へのサービスやおもてなしの態勢がおおむね整いましたので、このたび、今月22日、土曜日ですが、この土曜日に旅客ターミナルビルのリニューアルオープン記念式典を開催いたします。
また、富士山静岡空港をふじのくにの空の玄関口として、訪日外国人をはじめ多くの方が利用するのにふさわしい佇まいとするために、旅客ターミナルビル2階に文化芸術作品等を配置する回廊を整備いたしまして、この回廊の整備を受け、記念式典に続き除幕式をも実施いたします。
文化芸術回廊には、開港時に、多くの方の善意で寄贈されました、版画家、静岡県の誇る版画家の牧野宗則(まきのむねのり)先生の陶板画「いのちの花」がございますが、この陶板画に加えまして、本県ご出身の、森町ご出身の書道家杭迫柏樹(くいせこはくじゅ)先生から、今回寄贈していただくこととなりました作品、柴野栗山(しばのりつざん)の漢詩「富士山」を展示することといたしました。
このほか、お手元にお配りいたしました資料にあるとおり、22日の土曜日から24日の月曜日までの3日間、リニューアル記念イベントとして、地元市町、富士山静岡空港株式会社、航空会社と協力しまして、書道教室やミニライブ、トークショーなどの多彩な催しを行います。
新しくなりました富士山静岡空港に、多くの皆さまに訪れていただきたいと思います。
【ジャポニスム2018におけるSPACの活躍と”ふじのくに”の魅力発信】
二つ目の発表項目ですが、ジャポニスム2018におけるSPACの活躍と“ふじのくに”の魅力発信に関わることでございます。
静岡県舞台芸術センター、SPACは、日仏友好160周年を記念してフランス・パリで開催されている文化芸術イベント”ジャポニスム2018”の公式企画として招聘(しょうへい)され、先月19日から25日まで、代表作「マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜」を上演いたしました。
遠州織物や静岡茶を劇中に用いながら上演した6日間の公演は、900人の客席を連日満席にしたとのことであります。終演後は拍手が鳴りやまず、壮麗な舞台を満喫した観客からは、スタンディング・オベーションの喝采でたたえられたとのことです。まさに「演劇の都」静岡県の魅力を世界に発信するイベントとなりました。
公演会場のロビーでは、遠州織物の衣装を着たSPAC俳優らによる静岡茶の呈茶サービス、「富士山と東海道」をテーマにした展示等を行い、公演を見にいらした多くの方々から好評を頂いたとの報告を受けております。
また、ホテル・リッツ・パリにおきましては、「ふじのくに食の都づくり仕事人」がわさびやかつお節、日本酒、静岡茶を使用した和食の懐石料理を提供する、いわゆる「和の食試食会」を開催いたしまして、現地のバイヤーや料理人15名がその味を堪能されたとのことでございます。別室のバンケットホールでは県産品の商談会を実施いたしまして、来場した56名のバイヤーなどに対し、本県から参加した事業者が直接商談を行い、販路拡大を図りました。
このほか、静岡県への海外誘客を促進するため、フランス国内の旅行代理店およびメディアを招待し、映像などを用いて、本県とのネットワークを構築するイベントを開催いたしました。今後はこのネットワークを活用して、静岡県を取り上げるように働き掛けてまいります。
今回のフランス公演を通じ、世界におけるSPACの人気と評価の高さをあらためて認識することができました。今後も、世界クラスの活躍を続けているSPACと連携し、本県の文化や県産品の魅力を広く世界に向けて発信してまいります。
ちなみに、このパリに直接静岡県から仕事に行ったのが、こちらにいる戦略監、篠原でございますので、篠原の方から直接、印象かたがた感想をお願いいたします。 |